KUROTO– Author –
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【第0章第25話】イラストを始めてみた
社会人としての「懲役47年」が始まり、日々のルーティンに埋没していく中で、俺のYoutuberへの夢は、相変わらず心の奥底で燃え続けていた。 新しい高性能PCも手に入れた。しかし、その夢を形にするには、動画編集だけでなく、もう一つ、重要な要素があるこ... -
【第0章第24話】社会人初期時代の1日のスケジュール
そんな社会人初期の俺の1日は、一体どのようなものだったのか。 ここでは、当時の俺の典型的な1日のスケジュールを詳細に振り返ってみよう。それは、高校時代の黄金期とは似ても似つかない、長く、そして重い時間だった。 6:00:起床 – 変わらない習慣、ゲ... -
【第0章第23話】ゲーミングPC爆誕!
社会人となって1ヶ月が経ち、俺は少しずつ会社の仕事にも慣れてきていた。朝ラッシュの満員電車に揉まれ、時には理不尽な指示に頭を下げながらも、なんとか日々の業務をこなす。 しかし、そんな社会人生活の裏側で、俺のYoutuber計画は着々と進んでいた。 ... -
【第0章第22話】始まりの日
ついに迎えた社会人としての出発の日。親は、俺の人生で初の出社日ということもあり、朝からソワソワと落ち着かない様子で、まるで自分のことのように俺の門出を歓迎していた。 新しいスーツに袖を通し、ネクタイを締め、玄関を出る俺に、「頑張ってね」「... -
【第0章第21話】懲役47年の始まり
高校時代という輝かしい黄金期が終わりを告げ、春休みという短い猶予期間も過ぎ去った。そして、2017年4月1日。 いや、正確には4月3日だったか。いずれにせよ、その日は俺にとって、人生の大きな転換点となる日だった。 ついに社会人となり、俺は就職する... -
【第0章第20話】価値観Ver2.0 – 種から芽生え、そしてトンネルへ
卒業式を終えてからも、その余韻に浸るように、俺にとっての高校生活はまだ続いていた。 卒業証書を手にし、友人たちとの別れを惜しんだものの、実際に社会人となるまでには、まだ20日ほどの春休みがあったのだ。 その期間も、俺は最後まで高校生としての... -
【第0章第19話】黎明の終盤
時間はまるで飛ぶように過ぎ去り、気づけばあっという間に卒業式の日が訪れていた。 まだ桜が咲いていない、冬の寒さが残る季節。俺の高校の卒業式は3月上旬だったので、身を切るような冷たい風が吹く日も珍しくなかった。 校舎の周りの木々はまだ芽吹き始... -
【第0章第18話】実は高校時代から就職に対しては後ろめたい性格していた
台湾修学旅行での刺激的な体験を胸に、俺の高校生活は卒業へと加速していった。3年生となり、就職を目標とするこの高校では、いよいよ就職活動が本格化していく。周囲の友人たちが、真剣な眼差しで企業説明会に参加し、面接練習に励む中で、俺の心には、あ... -
【第0章第17話】記憶が蔓延る貴重な授業
台湾修学旅行を終え、3年生としての日常が本格的に始まった。 就職活動、新たな部活動、そして生徒会活動。多忙な日々の中で、俺は未来への道を模索し続けていた。 そんな高校生活の終盤に差し掛かった頃、特に印象に残っている授業がいくつかある。それは... -
【第0章第16話】異文化の修学旅行2
盲腸の痛みに耐えながら過ごした修学旅行2日目の夜が明け、3日目を迎えた。 幸いにも、前日よりは痛みが和らいでいた。この日は、台湾市内の観光をメインに楽しむ日だ。体調は万全ではなかったが、せっかくの海外旅行。できる限り楽しもうと、気持ちを切り... -
【第0章第15話】異文化の修学旅行1
そんな多忙な日々の中、高校生活最大のイベントの一つ、台湾への修学旅行の日がついにやってきた。 3泊4日の短い旅だが、俺にとっては初めての海外。未知なる異世界への期待で胸が膨らんでいた。 1日目:初めての海外、そして異世界の洗礼 修学旅行の朝、... -
【第0章第14話】2年生から3年生へ
熱い夏休みが終わり、学校生活は再び日常のペースに戻った。 授業があり、部活があり、そして友人と交わす他愛もない会話。そんな日々がしばらくの間、淡々と続いていった。夏休みに抱いた「Youtuberになりたい」という願望は、決して色褪せることなく、俺... -
【第0章第13話】旅行の青春をもう一度…
2015年の夏休みは、俺にとって「某妖怪」ゲームに没頭し、ゆっくり実況の調査を進める期間だった。しかし、それだけではない。この時期、そして高校生活を通じて、俺にはもう一つの大きな楽しみがあった。 それは、青春18きっぷを使った鉄道旅行だ。 まと... -
【第0章第12話】Youtuberにはお金がかかる現実
ゲーム実況への憧れは日に日に募るが、3DSの「魔改造」という壁は、当時の俺にとってはあまりにも高すぎた。ならば、PCでできることは何だろう? その問いが、俺を次の行動へと駆り立てた。 Youtuber活動に必要な機材:当時の現実と、俺の環境 Youtuberと... -
【第0章第11話】改造まではやれない
当時、「某妖怪」は社会現象を巻き起こしていたこともあり、YouTubeでもそのゲームの実況動画が数多くアップロードされていた。小学生から大人まで、多くの人々がその人気に熱狂し、関連グッズは飛ぶように売れ、主題歌を歌う子どもたちの声が街のあちこち... -
【第0章第10話】夏休みの妖怪
2015年、高校2年生の夏休みが始まった。 部活動は文化部である鉄道旅行部。運動部のように毎日のように練習があるわけでも、美術部のように作品制作に追われるわけでもない。活動は1回程度で、夏休み期間中はほとんど休みだった。 俺が選んだ農業コースで... -
【第0章第9話】異国の地へ行くことに
2年生になったばかりのある日、ホームルームで担任の先生から衝撃的な発表があった。 「修学旅行は、台湾に決まりました!」 教室内がどよめきと歓声に包まれる中、俺はただ呆然としていた。 台湾? 海外? まったく想像していなかった展開に、頭が真っ白... -
【第0章第8話】クリエイター伝説の始まり
2015年、高校2年生になった俺は、魔法少女アニメとの出会いをきっかけに、それまで閉ざされていたエンターテイメントの世界に足を踏み入れた。 それまで俺の人生を彩っていたのは、鉄道という緻密なシステムと、それを追いかける男子版の純粋な情熱だけだ... -
【第0章第7話】改革の2年生へ
2015年4月、俺は高校2年生になった。1年生の頃は、まだどこか受動的で、与えられた環境の中で「真面目にやれば良い」と考えていた。 通学電車の中での周囲のざわめきや、耳に入ってくる汚い言葉遣いにいちいち苛立ちを感じ、早く一人になりたいと願う神経... -
【第0章第6話】鉄道旅行部が実は過去の俺の終焉を招いた
俺がこの高校を選んだ最大の理由は、実は**「鉄道旅行部」**があったからに他ならない。 農業コースを選んだのも、この部活に入れるなら、という気持ちが大きかったほどだ。 実は本当は農業コースに入るつもりはなかった。 というのも実は「木工コース」に...