KUROTO– Author –
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【第0章第5話】視野が狭い
1年生の俺は、良くも悪くも「視野が狭い」のが最大の特徴だったと思う。 朝の満員電車の中、他の生徒たちの話し声や、バスの車内で騒がしいグループの存在が、いちいち気になって仕方がなかった。 「なんでこんなにうるさいんだ?」と内心イライラしていた... -
【第0章第4話】元凶となる3つの人格
ちょっとくだらんかもしれへん話だ。 この話はスルーしても叶わない、まあぶっちゃけそんなに面白くないし意味不明だ。 この話は俺の性格についてちょっと番外編のつもりで書いていく。 俺は結論を言うと3人の人格を持った性格を持っている。 もうここで意... -
見直しを!東京23区に住むことが一番な浪費です
東京23区に住むという選択は、まさに無駄の極致。 なぜそう言い切れるのか、俺自身の経験を交えて語っていこう なぜ東京23区に住むことが一番の浪費な理由 結論からいえばシンプルに割高だから、これに尽きる。 東京、特に23区は、確かに日本の中心だ。だ... -
【第0章第3話】かこのおれはじつにひどい
第2話に次回から本編へと書いたが・・・ あれは嘘だ。 まあ今回の話はその後に関する物語の上で重要となる、高校生になる前の「苦しい過去の話」 ここはある意味自己紹介となる一つだから書かせてくれ。 2014年の春、高校の門をくぐったばかりの俺は、まだ... -
【第0章第2話】なぜだかしらんけど・・・
校門をくぐり、広大な敷地に足を踏み入れた瞬間、俺は思わず息を飲んだ。 中学の校舎が可愛らしく思えるほど巨大な建物がそびえ立ち、その奥には実習棟や温室、さらには広大な畑が広がっているのが見えた。まさに「高校」という名にふさわしい光景?という... -
【第0章第1話】もとのはじまりはここからだった。
2014年4月、俺は期待と少しばかりの不安を抱えながら、真新しい学生カバンを肩にかけた。 鏡に映る自分の姿は、まだどこか幼さが残るものの、真新しい制服がその幼さを覆い隠すように、 少しだけ大人びて見えた。今日から始まる高校生活は、俺にとって間違...